【シンポジウム開催のお知らせ】山岳新校、ひらきます…

【シンポジウム開催のお知らせ】山岳新校、ひらきます:山中でこれからを生きる「知」を養う(9/23 於:青山ブックセンター)【終了】

撤退学研究ユニット

投稿者:松岡慧祐

撤退学研究ユニットが、9/23(金・祝)に東京・青山ブックセンターにて下記のシンポジウムを開催します。ふるってご参加ください。

概要

1990年代以降、グローバリズム、都市一極集中によって活力を失ってきた日本社会。同時に地域の過疎化も極限まで達しています。そのような状況下で地域が衰退する構造力学を解明し、現代社会からのパラダイムシフトの可能性を実践的に試みるのが「撤退学」です。

今回は、内田樹氏編著の『撤退論』(晶文社)のきっかけともなった「撤退学」の知見を社会実装する第一歩として、過疎が進行する奈良県南部の中山間地域に3つの「学びの場」を作る試みについてお伝えします。

題して「山岳新校」。

自分の明るい未来が見えない。就職するしかないから就職したけれど、どう考えてもこんな社会っておかしい。このままの経済が続いたら環境破壊も進むし、誰も地球に住めなくなるのでは。満員電車での通勤も体力の限界だし、自然環境の良いところで家族と一緒に暮らしたいなどなど。日々モヤモヤされていないでしょうか。

動機、関心はさまざまなメンバーが集まっています。「山岳新校」とはどのようなプロジェクトで、どのように参加できるのか。ぜひ山中で新たにひらく「学びの場」の発表会にお越しください。現代社会からいったん撤退した上で、自分のこと、家族のこと、社会のこと、人類のことについて一緒に考えませんか?

本シンポジウムでは、まず基調講演として堀田新五郎氏(奈良県立大学副学長・地域創造研究センター長)と「むらおさめ」の提唱者である作野広和氏(島根大学教授)との対談を行います。そして3つの「学びの場」を発表します。まず美術家の西尾美也氏(奈良県立大学准教授)の構想する、アメリカのノースカロライナに24年間だけ存在した伝説的な美術学校「ブラック・マウンテン・カレッジ」から着想を得た芸術学校。また社会学者の梅田直美氏(奈良県立大学教授)の試みる、学ぶこと・働くこと・生活する(暮らす)こと・楽しむこと・他者と交わることなどが融合した生き方を探るコミュニティ「みちのり」。そして合同会社オフィスキャンプ代表でデザイナーの坂本大祐氏と人文系私設図書館ルチャ・リブロキュレーターの青木真兵氏が開く学び場、「山學院」。

山中を舞台に展開するさまざまな学びの場の構想に、ぜひご期待ください。

シンポジウム参加のお申し込みはこちらから(参加にはチケット[1540円(税込)]の購入が必要です)
https://aoyamabc.jp/products/mountains

リンク:山岳新校 Facebookページ 

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