『超教育学としてのアートプロジェクト』を発行

「美術は教育」研究ユニット (※2022年9月30日をもってユニット活動を終了)

投稿者:西尾美也

2021年度のCHISOUの活動をまとめた『超教育学としてのアートプロジェクト』(奈良県立大学「実践型アートマネジメント人材育成プログラム CHISOU」2021年度 記録集)を発行しました。
4組のアーティストと受講者によるプロジェクトチームが、奈良県内各地で綿密なリサーチを行い、地域の人々や時空間と関わり合い、アートプロジェクトを実践しながら、アートマネジメントの醍醐味を体験した様子が、全248ページの豊富な図版とテキストで綴られています。
※奈良県立大学CHISOU lab.とDATSUEBAでも配布しています

『超教育学としてのアートプロジェクト』
奈良県立大学「実践型アートマネジメント人材育成プログラム CHISOU」2021年度 記録集
ブックデザイン:Studio Kentaro Nakamura
編集:西尾咲子
編集補助:飯村有加、古江晃也、山本あつし
監修:西尾美也
印刷・製本:有限会社修美社
発行:奈良県立大学
令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業

[目次]

・はじめに
・「実践型アートマネジメント人材育成プログラム CHISOU」について

■プログラム1「感覚」——「聴く」から創発する身体/コミュニティ
listude×岩田茉莉江「地奏 -CHISOU- vol.2 ASUKA」
・プログラム1「感覚」TIMELINE
・レクチャー「サウンドスケープ入門」(中川真)
・レクチャー「音から読み解く『万葉集』と明日香村」(井上さやか)
・レクチャー「芸術祭『MIND TRAIL』が奥大和にもたらす可能性」(齋藤精一)
・レクチャー「明日香村の風土と景観」(井原縁)
・レクチャー「多様な人と共に表現を捉え直す試み」(田中みゆき)

■プログラム2「生態」——Life’s Manual/天と地の間で生きる技術
長坂有希「Ethno-Remedies: Bedtime Stories ⇄ A Life’s Manual」
・プログラム2「生態」TIMELINE
・レクチャー&ワークショップ「Ethno-Remedies: Sri Lanka」(ラナシンハ・ニルマラ)
・トーク① (長坂有希、山口未花子、吉岡幸次、吉岡伸次)
・トーク② (長坂有希、長岡綾子)

■プログラム3「時間」——地を移動し、時間を旅する、新たなツーリズム
山城大督 with 奈良時間旅行団「TIME TRAVEL NARA——香りの頒布会」
・プログラム3「時間」TIMELINE
・レクチャー「時間と香り」(西山厚)
・レクチャー「ume, yamazoe——人の感覚が優しくなる環境をつくる」(梅守志歩)
・レクチャー&ワークショップ「調香教室」(石田理恵)

■プログラム4「共有空間」——再生する生活、そして新しい日常へ
西尾美也×鈴木文貴「DATSUEBA」
・プログラム4「共有空間」TIMELINE
・レクチャー「『共有』と『私有』を行き来する」(青木真兵、青木海青子[人文系私設図書館ルチャ・リブロ])
・レクチャー&ワークショップ「共有空間のモックアップをつくってみる」(小山田徹)
・レクチャー「“つながり”について考える」(梅田直美)

付録
・「超教育学としてのアートプロジェクト」(西尾美也)
・2021年度 受講概要
・エッセイ「受講者から実践者へ」(古江晃也)
・CHISOU企画運営スタッフ
・講師略歴