奈良県立大学が2020年から実施している「実践型アートマネジメント人材育成プログラム CHISOU」(プログラムディレクター:西尾美也)は、2022年度の受講者募集を開始しました。ただいま参加者募集中。
本プログラムでは、アートプロジェクトの実践を通して学び合い、答えのない時代を生きる技術を育みます。読解・表現・共有のプロセスを幾重にも重ねながら、美術や音楽、空間デザインなどの芸術領域を横断するアートプロジェクトを、多角的かつ総合的にマネジメントするための技法を実践的に身につけます。
3年目となる2022年度は、「創造的な共有」をテーマとして探求を深めるプログラムを開講します。
基礎編のレクチャーシリーズでは、多彩な講師陣とともに、時空を超えて共有するための技と思想を学び合います。実践編の3つのプログラムでは、それぞれプロジェクトチームを編成し、アートプロジェクトを企画・制作・実施するなかで、記録や記憶の継承、アーカイブについて考察し、創造的な共有のあり方を編みだすことを試みます。
年齢や経験、学生・社会人など所属を問わず、文化芸術や地域創造に関心のある誰もが受講できるプログラムです。みなさま、奮ってご参加ください。
※下記の実践編A・B・Cの受講者は、共通して基礎編のレクチャーシリーズを受講します。
《基礎編:レクチャーシリーズ––知を重ね、層をつなぐ、技と思想》
[講師]
橋本梓(キュレーター/国立国際美術館主任研究員)、高橋裕行(キュレーター/多摩美術大学非常勤講師)、多田智美(編集者/株式会社MUESUM 代表/株式会社どく社共同代表)、西尾美也(美術家/奈良県立大学准教授)、福住廉(美術評論家/秋田公立美術大学准教授)、柳沢英輔(音楽人類学者/京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任助教)、山城大督(美術家/映像作家/京都芸術大学専任講師)、山田修(コンテンツ・アーカイブ/奈良県立大学特任教授)
《実践編A:アーティスト創造演習––語り/言葉》
[アーティスト]
長坂有希(アーティスト/香港城市大学クリエイティブ・メディア学科博士課程研究員)
[講師]
石倉敏明(人類学者/秋田公立美術大学准教授)、長岡綾子(グラフィックデザイナー)、西山厚(仏教史/東アジア仏教文化研究所代表/奈良国立博物館名誉館員/帝塚山大学客員教授)、前田知里(植物民俗研究家/里山文庫)、ラナシンハ・ニルマラ(観光社会学/奈良県立大学准教授)
《実践編B:アーティスト創造演習––装い/身体》
[アーティスト]
西尾美也(美術家/奈良県立大学准教授)
[講師]
小川さやか(文化人類学/立命館大学教授)、福岡絹恵(モデリスト/京都精華大学特任講師)、松岡慧祐(社会学/奈良県立大学准教授)、山崎明子(視覚文化・ジェンダー論/奈良女子大学教授)
《実践編C:表現演習––共在/多感覚》
[講師]
金セッピョル(文化人類学・映像人類学/総合地球環境学研究所特任助教)、国枝かつら(キュレーター/京都市京セラ美術館アソシエイトキュレーター)、小林加代子(ウェブデザイナー/ Studio Kentaro Nakamura)、ジェームズ・ムリウキ(アーティスト)、髙橋和広(インストーラー/ KUSUNOKI WORKS)、仲村健太郎(ブックデザイナー/グラフィックデザイナー/ Studio KentaroNakamura)、西尾咲子(アートマネジメント/編集者/奈良県立大学客員准教授)
【募集期限:2022年6月20】
●実施期間:2022年7月−2023年2月
●受講料:無料
●申込フォーム:https://forms.gle/TrNmPRG2GXczS4Wb7
●プログラムの詳細は、CHISOUウェブサイトをご覧ください→https://narapu-chisou.jp/