ローカルメディア研究ユニットのメンバーが中心となって制作している大阪市北区のフリーペーパー『つひまぶ』の最新号(vol.18)が発行されました。
コロナ禍が1年経っても終息せず、廃業や倒産を余儀なくされる企業や店がある一方、生き残りをかけてさまざまな方策がとられているのも事実です。
キタのまちの長い歴史を振り返ってみても、幾多の危機を乗り越え、生き延びてきた企業や店はたくさんあります。
経営者の交代、伝統の継承、のれんの継承、店の権利の売り買いではなく「譲り店」のような新しい継承の仕方、記憶を残すための試みなど。方策はさまざまです。そんな次世代に「つなげる」試みを紹介するのが今回の特集です。
特集「ゆずるひと、つなぐもの」
・カフェを存続させる新しいかたち、「ニューMASA」の場合
・夢は100年企業 親子でつなぐ「お好み焼 ゆかり」のバトン
・「たこ竹」 – 板前は、味を継いでこそ
・「珈琲人」 – きっかけは偶然飲んだ一杯のコーヒー
・キタのええもん キタの手みやげ – 浪速育 松月
・駅探 – 阪急大阪梅田駅
・北区銅像巡礼 – 第一生命ビルディング前の鍾馗様像
・北区マップ考現学 – 三代目江戸流鰻料理「志津可」の包装紙
・彼女とキタのラブストーリー(第17回) – 上方初の外国人女性講談師 旭堂南春さん
・梅田3丁目計画(仮称)は大阪中央郵便局のどんな記憶を継承するのか?