ランドスケープ(風景・景観)の保全・継承手法に関す…

ランドスケープ(風景・景観)の保全・継承手法に関する調査研究および実践

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活動の名称・テーマ
ランドスケープ(風景・景観)の保全・継承手法に関する調査研究および実践
研究代表者
井原縁(奈良県立大学 教授)
メンバー
景観マネジメント研究室(※各事業により連携行政・研究者多種)
設置期間
2012年4月〜

活動の概要

1.個別の調査研究

西日本の各地域を対象に、その地で継承されてきた固有のランドスケープ(風景・景観)の保全・継承手法に関する調査研究に従事している。行政の文化財ないし造園関連部局との連携で実施することも多い。

例えば近年では、奈良市文化財保護審議会委員として2018年度奈良市指定文化財「春日大社境内のイチイガシ巨樹群」の調査(写真1 ※本学水谷知生教授、奈良市教育委員会文化財課と共同)や、泉佐野市文化財保護審議会委員・国指定史跡日根荘遺跡保存整備委員会委員として2018年度重要文化的景観「日根荘大木の農村景観」における樹木及び関連自然資源調査(写真2 ※東口涼(京都大学)、小田龍聖(京都大学)、張平星(京都府立大学)、泉佐野市教育委員会文化財保護課と共同。注:所属は2019年3月末時点)等の、現況ならびに課題把握に関する基礎調査を実施した。

2.保全・継承の手法検討と実践

名勝奈良公園植栽計画検討委員会・地区整備検討委員会、奈良市景観審議会・奈良市景観計画策定部会、国指定史跡纏向遺跡保存管理・整備活用計画策定委員会、名勝円山公園再整備検討会委員、日本万国博覧会記念公園緑整備部会・日本庭園景観創出検討委員会委員等々、奈良をはじめ近畿圏を中心に、ランドスケープの保全・継承に関する計画策定・アドバイザー業務に従事している。

写真1:イチイガシ巨樹群調査風景(奈良市)
写真2:2019年3月発刊『「日根荘大木の農村景観」
樹木及び関連自然資源調査報告書』(泉佐野市教育委員会)