ランドスケープを軸とした地域学習の創造

ランドスケープを軸とした地域学習の創造

Update:
活動の名称・テーマ
ランドスケープを軸とした地域学習の創造
研究代表者
井原縁(奈良県立大学 教授)
メンバー
景観マネジメント研究室(※奈良教育大学附属中学校との連携等)
設置期間
2017年4月〜

活動の概要

大学生・中学生の相互交流によるランドスケープ学習の実践

奈良教育大学附属中学校では、2017年度より毎年実施している学校行事「奈良めぐり」にランドスケープの視点を取り入れ、「見方を変えるとただの風景にしか見えていなかったものから、人々の生活や思い、歴史や自然など、多様な価値が見えてくることに気づく」ことを目的とした新たな取り組みを行っている。この取り組みと当初から連携し、研究室所属の学生と共に、中学生にランドスケープの基礎を伝えるための講義や演習を毎年実施してきた。2019年度は、10名の大学生と共に、中学1年生全員を対象としたワークショップ形式の演習を実施した(写真1,2)。

一方、ファシリテーターを務める大学生に対しては、演習および自身の調査・研究において、造園・ランドスケープの実務家(行政技術職ならびに民間技術者)と積極的に交流し、現場に根差したランドスケープの専門的な視点を学ぶ機会を創出している。

写真1:2019年10月25日ワークショップ風景.1
写真2:2019年10月25日ワークショップ風景.2