大阪市北区におけるローカルメディア制作の参与観察調…

大阪市北区におけるローカルメディア制作の参与観察調査

Update:
活動の名称・テーマ
大阪市北区におけるローカルメディア制作の参与観察調査
研究代表者
松岡慧祐(奈良県立大学 准教授)
設置期間
2015年11月〜

活動の概要

大阪市北区は、梅田、天満、中之島を中心に、都心部に相応しい賑わいのある街並みが形成されている。そのため、テレビ、雑誌、ウェブサイトなど、北区を様々な切り口で取り上げるローカルメディアは少なくない。その中で、2014年に数名の一般市民が主体となり、一切の広告掲載をせずに、市民目線で北区の「人」と「文化」を紹介するフリーペーパー『つひまぶ』が創刊され、現在も年2回のペースで発行され続けている。既存の地域メディア研究では、ミニコミ誌やケーブルテレビ、コミュニティFMなどを対象とし、ジャーナリズムや地域振興といった観点から論じる研究が蓄積されてきたが、地域の文化的な情報に特化したフリーペーパーに関する社会学的研究はほとんどおこなわれてこなかった。また、インターネット/SNS全盛の時代の中で、また、地域活性化の必要性はそれほどないはずの大阪市北区で、あえて市民がフリーペーパーを作り続ける意味はどこにあるのだろうか。そこで、本研究では、参与観察という方法で、実際に『つひまぶ』の企画・編集・執筆に参加することによって、どのような人々が、どのような意識でフリーペーパーを制作し、それが地域にどのような影響をもたらしているのかを明らかにすることを目的としている。

リンク

つひまぶweb
https://tsuhimabu.com/

連絡先

matsuoka●narapu.ac.jp
メール送信時は、●を@に変換して下さい。