明日香村の風景と暮らし研究ユニット
明日香村の風景と暮らし研究ユニット
RESEARCH UNIT

明日香村の風景と暮らし研究ユニット

研究テーマ
飛鳥・藤原の世界遺産登録に向けた動きが本格化し、国営飛鳥歴史公園の運営管理にも新たな動きがみられるなど、明日香村を取り巻く状況が近年大きく変化するなかで、従来地域内外の人々に価値づけられ、保存・継承の対象とされてきた当地の風景の実像と特性を改めて把握・解読し、適切な継承のありかたについて考究する。
メンバー
研究代表者
井原 縁(奈良県立大学 教授)
研究ユニット員

研究補助員

設置期間
2024年4月〜2028年3月
Summary
研究概要

明日香村を取り巻く状況が大きく変化するなかで、当該地域が守り目指すべき風景像には不明瞭な点が多く、かつその寄る辺となる資料も各所に散逸し、総合的整理・検討がなされぬままにあることが問題として指摘できる。この問題の改善に寄与すべく、当該地域において風景保存の問題が顕在化した昭和40年代から現在に至るスパンで、具体的に、当地のどの場所の、どのような風景が地域内・外の人々に「愛でられて」ないし「重視されて」きたのか、関連資料の整理を通し把握することとする。かつ、その風景構築のメカニズム、現状にみる課題の読解を通し、明日香村固有の風景特性と継承の方途について考究することを目的とする。