撤退学研究ユニットの研究代表者・堀田新五郎による新著『撤退学宣ーホモ・サピエンスよ、その名に値するまであと一歩だ』が晶文社より刊行されました。ぜひお買い求めください。
序
■Ⅰ部 撤退学宣言──ホモ・サピエンスよ、その名に値するまであと一歩だ
はじめに
1章 撤退学宣言 問題編──近代システムとはなにか?
1 近代システムとはなにか?
2 システムの暴走と「近代の超克」
3 「惰性・慣性の力」からは脱出不可能?
4 【問題】
2章 撤退学宣言 解決編──なぜ生物は3つ以上の眼を持たなかったのか?
1 撤退の困難、あるいは生物が3つ以上の眼をもたないわけ
2 人間の知的特性
3 【解答】
3章 撤退学宣言 展望編──テクノロジーは加速し、人類は愚行を繰り返す
1 テクノロジーは加速し、人類は愚行を繰り返す─よって主権者の顕現?
2 世界の彼方、存在の側へ──鬼退治
3 【展望1】 宗教と政治との新たな連関
4 【展望2】 学と道との新たな連関
■Ⅱ部 補論 撤退の知性──イエスとソクラテスから
4章 補論1 イエス論──奇天烈の倫理
イエス論1 倫理とイエス
イエス論2 政治と文学、あるいはマキァヴェッリとイエス
5章 補論2 知性と反知性──ソクラテスを起点に
1 はじめに
2 知性の祖型:ソクラテスの無敵
3 反知性の典型:反ユダヤ主義者
4 問題提起:知性は自らを維持したまま、propertyの不条理な肯定が可能か?
5 回答:決断主義を超えて 完全性の反復
おわりに