奈良県立大学地域創造研究センターキックオフ連続シン…
センターのお知らせ

奈良県立大学地域創造研究センターキックオフ連続シンポジウムを開催します

奈良県立大学 地域創造研究センター キックオフ連続シンポジウム

地域創造研究センターキックオフ連続シンポジウム案内チラシ
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全体テーマ:力学の転換――地域創造はアフターコロナの道を拓くか?

 パンデミックの下、これまでのコミュニケーションのあり方から撤退を余儀なくされ、働くことや学ぶことの本質を考える必要が生まれた。これまでの当たり前をカッコに入れ、その意味を再考すること、これがパンデミックにおける唯一の積極的な側面かもしれない。では、奈良県立大学地域創造研究センターは何を考えるのか? それは「力学の転換」である。コロナ後の世界で、力の流れをどのように変え、どこへと向けていくのか。これが、連続シンポジウム全体のテーマである。
 第1回は「文明史的転換」を取り上げ、シンポジウム全体の総論としたい。第2回はアフターコロナにおける「大学のあり方」を、第3回は「観光のあり方」をそれぞれ探究する。第4回は都市と農村における「創造的撤退」を取り上げ、地域創造の今後を模索したい。

第1回:文明史的転換期における撤退的知性――成長神話を越えて

日時:2021年9月10日(金)13:30~17:15 
会場:奈良県立大学コモンズ棟オープンスペースおよびオンライン
参加:無料
主催:奈良県立大学 地域創造研究センター

進行:13:30~13:35 開会の挨拶(奈良県立大学学長 浅田尚紀)
  :13:35~14:00 問題提起 今、撤退的知性の必要を問う
          (奈良県立大学地域創造研究センター長 堀田新五郎)
  :14:00~15:00 応答講演① 内田樹「後退戦のために」(オンライン)
  :15:00~15:30 ディスカッション①
  :15:30~15:45 休憩
  :15:45~16:45 応答講演② 水野和夫「資本主義撤退のプロセスとウィズゼロ金利時代の中心概念」(対面)→※対面を予定しておりましたが、オンライン出演となりました。ご了承をお願いいたします。
  :16:45~17:15 ディスカッション②

講演概要
①内田樹(神戸女学院大学名誉教授・フランス現代思想)
<後退戦のために>
 後退戦の戦い方というのは、たぶん近代の日本人が最も不得手とするところだと思う。後退戦の要諦は「被害を最小化すること」「手持ちの資源の潜在可能性を最大化すること」にあるが、それ以上に重要なのは、その作業を冷静に、できたら微笑みながら遂行することだと思う。たいせつなものを守り、豊かなものを育てる仕事なのだから、本来楽しいものであるはずなのだ。

②水野和夫(法政大学教授・経済学)
<資本主義撤退のプロセスとウィズゼロ金利時代の中心概念>
 資本には二つの機能がある。一つは迂回生産手段で生活水準の向上に資すること、もう一つは危機にさいして国民を「救済」すること。saveには蓄えるという意味のほかに「救済」という意味があるので、グローバリゼーションと新型コロナで広がった格差を是正する必要がある。ゼロ金利が定着すると、近代社会の中心概念である「私的利益の追求」はもはや社会的価値がなくなり、21世紀の新しい中心概念を考える必要がある。

参加方法:
会場参加人数は70名となります(事前登録制・先着順)。参加ご希望の方は、奈良県立大学 地域創造研究センターまで、お名前、所属、参加人数、連絡先を明記の上、ご連絡ください。
本シンポジウムは、YouTubeでライブ動画配信も行いますので、オンラインでご参加の方は、以下のURLにアクセスしてください(事前申込不要)。
https://youtu.be/1o1Mu-QBRN8
*質問・コメントを受け付けます。
*新型コロナウイルス感染症の状況などにより、内容を中止・変更する場合があります。

申し込み・問い合わせ先:
奈良県立大学 地域創造研究センター
Tel.:0742-93-7022(平日のみ)
E-mail:rcrc@narapu.ac.jp

アクセス:
〒630-8258 奈良県奈良市船橋町10番地
*JR奈良駅・近鉄奈良駅から徒歩10分
*公共交通機関でのご来場にご協力ください