ブックタイトルnarapu 09
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narapu 09
Topics県大トピックス06東アジア・サマースクール20228月14~26日に東アジア・サマースクール2022を開催しました。当プログラムは、東アジアの国々から学生たちを招き、日本の学生たちと共に学び、交流することで、将来、東アジアにおいて中心的な役割を担う人材を育成することを目的に、2011年から本学で開催しているものです。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により2年間中止していましたが、10回目を迎えた今回は、日本国内への留学生7名(中国6名、台湾1名)と日本の学生21名(うち本学学生4名)の計28名の参加がありました。カリキュラムは多岐に亘り、歴史・文化、観光、科学、経済、医療、外交など各分野に精通した著名な講師陣による講義やグループに分かれての政策研究とその成果発表のほか、東大寺、唐招提寺、なら歴史芸術文化村など県内の歴史文化施設の視察体験も行われました。受講生たちは皆、真剣な面持ちで講義に耳を傾け、積極的に質問をするなど、主体的に学ぶ姿勢が印象的で、講義内容を振り返るグループ討議でも、初対面とは思われないほど自由闊達な意見が交わされました。5つのグループに分かれて行われた政策研究では、「日中台の離婚の捉え方」「東アジアにおける漢字の変遷」「コロナ禍における遠隔講義形式」「奈良茶のブランディング」「国内観光による経済活性化」といった自分たちで設定したテーマについて、約10日間という限られた時間の中で調査や議論を重ねながら、最終日に成果として発表されました。いずれの発表も、様々に違う視点からの考察が盛り込まれ、興味深いものとなっていました。東アジアと縁の深い奈良の地で、短くても濃密な期間を共に過ごした仲間として、さらに交流を深めてもらえればと思います。受講生のみなさんの今後の活躍に期待しています。07082022年度第1回国際セミナー8月24日、本学教職員ほか、数名の学生が参加して、今年度初めての国際セミナーが開催されました。インデペンデント大学(バングラデシュ)のザキール・フセイン・ラジュ教授をお迎えし、「アジア圏内移住から日本―南アジア間の国際結婚家族へ:グローバリゼーションの時代における日本のアジア化」というテーマでご講演いただきました。今日の南アジアと日本との深いかかわりを知る、貴重な機会となりました。秋季卒業式9月16日、秋季の卒業式を行いました。浅田学長から卒業生に卒業証書が手渡され、はなむけの言葉が贈られました。これまで大学で学んできたことを活かして、これから踏み出す新しい世界でも活躍されることを期待しています。新任教員紹介米岡秀眞准教授担当科目:財政学、地方財政論はじめまして。この度、奈良県立大学地域創造学部に着任しました米岡秀眞です。2022年3月まで4年間、山口大学経済学部で「地方財政論」や「ミクロ経済学」の担当をしていました。それ以前には、県庁の地方公務員をしていました。また、国家公務員として、国の地域機関に勤めていた経験もあります。奈良県立大学では「財政学」と「地方財政論」を担当します。日本の地方自治体を主な対象として、定量的な実証研究を行っています。特に、地方自治体の財政危機や人件費問題などに関心があります。最近では、公務員による汚職や不祥事がなぜ発生し、それをどのように抑止していけばよいのか、ということにまで関心を広げています。学生の皆さんの中にも、公務員になりたい、と考えている人が少なからずいるかと思います。公務員試験は、数年単位で計画的に取り組んでいかなければならず、根気の要るものです。困っていることがあれば、いつでも相談に来てください。3