ブックタイトルnarapu 08

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概要

narapu 08

Pickup学生からの地域活動報告Rethink PROJECT by神吉ゼミin三宅町8月Rethink PROJECTがスタートRethinkPROJECTとは、地域の人たちや企業が社会課題に向き合うプロジェクトであり、JT(株)が主催しています。このプロジェクトに神吉教授のゼミが取り組むことになり、活動場所として奈良県三宅町(みやけちょう)を選びました。三宅町は日本で2番目に小さい町で、グローブ産業が有名です。9月キックオフミーティング森田浩司三宅町長から町の現状と課題についてレクチャーしていただいた後、町長を含めた役場スタッフの方々との意見交換の場をもちました。その後、私たちゼミ生は4つのグループに分かれて、三宅町の課題について考え、その課題解決のために私たちは今後何をしていくのかについてアイデアを出し合いました。12月MiiMoグランドオープンでのイベントRethink:視点を変えれば、世の中は変わる各グループが検討を重ねた結果、1 MiiMoでの地域通貨の導入、2グローブ職人のコミュニティの形成、3思い出の写真を持ち寄ってのデジタルマップづくり、4地域で暮らす住民と外国人居住者との交流について町長に提案しました。三宅町役場やJT(株)の方々にフィードバックいただきながらRethinkすることで、三宅町ではこんなこともできるのではないかといった地域の新しい可能性について考えることができました。また、人々がワクワクするような持続可能なコト・モノを三宅町に残したいと思うようになりました。本プロジェクトにご協力いただいた皆さまへJT(株)、三宅町役場、グローブ職人など業者の皆さま、たくさんの方々に支えていただいたことで、活動に注力することができました。本当にありがとうございました。(地域創造学部3年神吉ゼミ柿原萌未)活動中に三宅町交流まちづくりセンター『MiiMo』がオープンするということで、私たちはオープン当日にイベントを開催しました。子供たちにまちのことを知ってもらうためのスタンプラリー、グローブの端材を活用したアートワークやワークショップ、アップサイクル※された製品の配布、住民参加型のデジタルマップづくりを行いました。また、来場者を対象にアップサイクルや外国人との交流に関するヒアリング調査を実施しました。※アップサイクルとは、リサイクル(再利用)とは異なり、デザインやアイデアにより、新たな付加価値を持たせ、別の製品にアップグレードすること。グローブ職人によるレクチャープロジェクトのメンバー担当教員からの一言ゼミに所属する2年生と3年生の合計19名がプロジェクトに取り組みました。コロナ禍の中で、地域活動やグループワークの機会がほとんどなかった学生たちにとって、とても貴重な経験になったと思います。半年という短い期間の中での活動は大変でしたが、皆さんに適宜アドバイスをいただいたり迅速に対応していただいたりしたおかげで乗り切ることができました。ありがとうございました。(地域創造学部教授神吉優美)5