ブックタイトルnarapu 05
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コモンズゼミⅠ(2年次)津田康英ゼミ【地域創造学部准教授】コモンズゼミⅠは初学者の基礎ゼミ以上で卒論準備のゼミ未満という位置づけから、誰もの日常生活に関連することでありながら専門領域の入り口となるように松井・西川編著『一からの消費者行動』碩学舎、2016年を輪読しています。ゼミ生は毎週水曜までに各章のレポートをmanabaに提出しています。zoomは研究室だけでなく、大学の今を伝えるためにいくつか場所を変えて発信しています。「リモート授業が初めてだったため心配だった」というゼミ生からの感想もあるように、当初は接続の不安などもあり、一人ずつ発言する形式にしていました。慣れてくると今度は待ち時間が長く感じられるようなので、6月半ばからは開始直後にチャットで話題を提示し、ブレイクルームに分かれて意見交換(7~15分)し、メインルームで全体報告(20~25分)するという形式に変えました。これを毎回5~6セットほど繰り返しています。これに対してゼミ生からは、「他のゼミ生の疑問点や感想も共有することができた」、「誰かと話をすることで、無意識のうちにその影響を受けている」、「zoom授業は新鮮で、普段できないような体験」などの感想が寄せられました。(奈良県立大学准教授津田康英)コモンズゼミⅡ(3年次)戸田清子ゼミ【地域創造学部教授】<参考文献>『「少年」「少女」の誕生』今田絵里香著ミネルヴァ書房2019年10月戸田ゼミでは「歴史的考察」を中心に文献を使って研究しています。私は、今田絵里香著『「少年」「少女」の誕生』という文献を読んでいます。「少年」「少女」に関する知がどのように作られたのか、またなぜ作られたのかをテーマにした本です。日本初の子ども向けのメディアである作文投稿雑誌の『穎才新誌』や日本初の少年雑誌である『少年園』など、当時のメディアに着目しながら「少年」「少女」についての歴史を読み解いています。今後は他のゼミ生が学んでいることにも関心を持ち、視野を広げることで、本当に興味があることを見つけていきたいです。ゼミの時間は、自分で決めた文献を章ごとに読み進めてレジュメを作り議論を行っています。先生や他のゼミ生には事前に議論の内容を伝えてあるので、ゼミの時間が始まるとすぐに話し合いを始めることができています。遠隔授業が続いているため、先生や他のゼミ生と顔を合わせることができていないのは少し残念です。安心して対面でゼミができる日が一日でも早く来てほしいと思います。(地域創造学部3年浅田真子)4