ブックタイトルnarapu 05

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概要

narapu 05

奈良県立大学ゼミナールの紹介本学は、学生の主体的・能動的な学修の場として、少人数で対話型のゼミナールを重視しています。具体的には、1年次は「基礎ゼミ」、2年次から4年次までは「コモンズゼミ」として、すべての学年でゼミナール教育を行なっています。今年度の前学期は、新型コロナウイルスの感染拡大により、新たにクラウド型教育支援システムmanabaを導入するとともに、ウェブ会議システムzoomによる双方向授業も併用し、原則として、すべての授業を遠隔により実施しました。それぞれのゼミでは、一部対面授業を併用しながら、遠隔授業でも質を落とさず、むしろ新たな学修方法を開拓する機会として、様々な工夫が行われています。今回は3つのゼミの様子を、学生あるいは担当教員よりご紹介します。?小松原尚教授による奈良市内での野外活動基礎ゼミ(1年次)中谷哲弥ゼミ【地域創造学部教授】基礎ゼミでは現在、自己と出身地の紹介、新聞記事や学術論文を活用した議論を行っています。新型コロナウイルスの感染が初めての大学生活にも影響を及ぼしている中で、入学式やサークル活動のオリエンテーションは行われず、授業もzoomや学習支援システムなどのインターネットツールを使用したものとなっています。東京から奈良へ下宿をし、奈良県立大学に通う準備をしていたところのこのような状況変化は、例年通りを知らない私にとって普通のものとなりかけています。しかし、その一方で通常は行われるはずだったフィールドワークや、大学生協での食事などが出来ず、早く通常通りの学生生活を送れるようになる事を望む気持ちもあります。基礎ゼミは、すべての科目が遠隔授業となる中、同級生と関わり、互いの人物像を知ることができる数少ない場となっています。これからの学生生活では、私はただ住んでいるだけでは知り得ないような、奈良県の文化的背景などを大学の授業を通して直に学び、課外活動や自身の興味を持つものに積極的に参加することを通じて、地域貢献活動もできるように、4年間を頑張りたいと思います。(地域創造学部1年西山大一)3