ブックタイトルnarapu 04

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概要

narapu 04

ゼミ紹介4コミュニティデザインコモンズコモンズゼミⅡ(3年次)たかつ高津よしお融男ゼミ【地域創造学部教授】西の京高校授業・WS・現地調査■昨年の11月5日に、私は高津ゼミを代表して、奈良県立西の京高等学校で〈ならまち〉について講義を行いました。最初に西の京高校での講義のお話をもらったときは、率直に言うと「したくない」と思いました。私は大勢の人の前で話すのが苦手だからです。しかし、とりあえずやってみようと思い直し、講義をすることに決めました。初めて、大勢の高校生の前で話をしたので、とても緊張しました。生徒さんたちが、静かに話を聞いてくれたので、落ち着いて講義を進めることができました。後で、生徒さんたちから「学生さんの話がわかりやすかった」という感想をもらい、ほっとしました。すべてが終わり振り返ってみると、「なんとかなった」という安堵した気持ちと、少し苦手を克服できたことで自信にもなりました。今回、苦手なものでも一度やってみることが大切だと感じることができ、貴重な経験になりました。(丹下晴喜)■私は、〈ならまち〉の講義のあとに、ワークショップ(WS)の司会を務めました。WSでは、6つのグループに分け、大学生が2人ずつファシリテーターを担当しました。WSの目的は、高校生がどうしたら〈ならまち〉を活性化できるかを考えることで、後日行われる現地調査の視点を明確にすることでした。学生による講義から学んだ情報だけでなく、〈ならまち〉に実際に住んでいる大学生や高校生の意見も聞きながら、観光や環境といった大きなテーマを決め、そのテーマにそって〈ならまち〉の活性化について意見をだしあいました。しかし、グループごとに議論の進み方がバラバラで、テーマがすぐに決まるグループもあれば、考え込んでしまい意見が滞るグループもありました。すべてのグループが予定の時間に発表できるように調整することや、参考となる情報をだすタイミングなど、難しい判断を経験することで、私自身も大変勉強になりました。(山下遼香)■私は、昨年の12月3日に西の京高等学校の学生が行うならまちのフィールドワークに参加しました。初めてフィールドワーク学習を行う高校生に対して、経験者として役に立てることがあると思ったからです。実際、インタビューの際にメモ係、質問係を分けるよう指示したことで、当初はお店の方の目を見ずメモ書きのみに集中していた高校生たちがしっかりと目を見て話を聞くようになりました。しかし、教える立場に立つことで自分にその資格があるのか疑問に感じました。私自身、お店の方に声の大きさや足音で注意されることがあったからです。3年生になり初心を忘れてかけていましたが、もう一度フィールドワークに真摯に取り組みたいと思いました。(足達峰人)6