ブックタイトルnarapu 02

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概要

narapu 02

コミュニティデザインコモンズ―コミュニティ政策―持続可能なコミュニティ―共生・協働のまちづくりまち歩き受付の様子コモンズ活動事例報告第2回コロキウム(学生合同ゼミ発表会)「きれいな分析や結論が出せなくても、ことばに詰まってうまく言えなくても、真向きになって考えたテーマを話せば通じます」(本学岡井先生)、「何かのため、例えば単位のため、成績のため、就職のためなどではなく、純粋に知的好奇心のみ大事にして楽しんでいきましょう」(同志社大学勝野先生)という2人の教員の開会の宣言から第2回コロキウム(学生合同ゼミ発表会)が始まった。今年は、関西大学、同志社大学、早稲田大学、大阪電気通信大学、奈良県立大学の5つの大学の3年生を中心とする発表者(82名・36テーマ)、これらの大学の教員10名、本学4年生3名の司会者、奈良女子大の卒業生1名と本学の卒業生2名(名古屋の証券マンと筑波大学大学院生)の司会及び討論者、それからゲスト討論者として東海大学と大阪市立大学の教員が加わり、総勢100名が参加する盛会となった。筆者(玉城)が討論者として参加した会場では、「なぜ女性の体毛はタブー視されるのか」「映像コンテンツから読み解く日本における同性愛の受容」「ボクシングと暴力」「『スポーツアニメ』のオープニング映像からみえるスポーツと身体」「ご当地グルメとは何か」「子を愛する母と愛せない母」「『Suchmos』がブレイクしたのはなぜか」「ネガ(記憶)を炙る」のテーマが語られた。いずれの発表もテーマと格闘しながら自分の頭で考えたものであり、経験に裏付けられた実感があるため迫力があった。さらにそれを普遍化・社会化していこうとする姿勢も共通していた。問いが投げかけられ、受け止められ、参加者全員によって深めていこうとする、これこそ大学の魅力であると再認識した会であった。コミュニティデザインコモンズ准教授玉城毅7