ブックタイトルnarapu 02

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概要

narapu 02

地域経済コモンズ―地域経済―地域産業―流通・マーケティングコモンズ活動事例報告東吉野村でのチャレンジショップの運営地域経済コモンズの村瀬ゼミでは、当初から学校周辺での学生が気軽に集える、居心地の良い場を提供したいという思いがありました。ゼミ合宿で東吉野村に訪問した際に「かめやKAMEYA」という本格的に飲食店を開業する前の準備やお試し開業のできるチャレンジショップがあることを知りました。そこで当時の経営者にお話を伺い、気軽にお店を経営できる点や、当初の目的への足掛かりになる可能性を鑑みて、村瀬ゼミではチャレンジショップとしてカフェを経営することに決めました。チャレンジショップを経営するにあたって、まずはカフェで何を売りにするかを決めました。実際に東吉野に訪問した際に、とても自然豊かで水がきれいであったことに感銘を受け、私たちはその東吉野の持つ強みをより生かそうと考え、水をコンセプトにしたカフェを開こうと決めました。また、東吉野で育った食材を生かしたメニューを考えました。そして、店の名前やお店の運営期間を決め、食材の仕入れ先決めと訪問、食品衛生責任者の資格を取得したり、メニュー開発と試作をしたり、店の看板のデザインを決めたりなど、カフェを経営するための準備を行いました。準備期間を経て、ついにチャレンジショップ「水かふぇ吉茶ん(よっちゃん)」が10/13にオープンしました。このカフェは11月いっぱいまでの約2か月間、土日限定での開店となりました。実際にカフェを運営することで、食品の仕入れ先の方々や、東吉野の地元の人との交流ができ、さらには改善点なども教えていただき、よりお客様が満足してもらえるようなお店づくりをしていくことができたように感じました。たくさんの人々の協力もあって、11/25の最終日まで無事に「水かふぇ吉茶ん」は営業し続けることができました。今回、学生だけで一つのお店をほぼ0の状態から運営するという貴重な体験ができました。お店を経営するにあたって、地域の人とのコミュニケーションが必要であると学びました。お金のやり繰りは経営するにあたって必要不可欠ですがそれと同等に、経営に携わって頂いた方達の協力がなければお店は運営できません。今回のカフェの運営を通じて私たちは身に染みてその思いを実感しました。実感できたのは、学ぶ教室から飛び出して実際に経験でき9