ブックタイトルnarapu 01

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概要

narapu 01

地域経済コモンズ―地域経済―地域産業―流通・マーケティング担当の方との話し合いコモンズ活動事例報告企業と学生の相互理解近畿経済産業局主催のAi-SPECに学生2グループが参加しました。これは学生が企業の課題解決に向けて取り組むことにより、企業との相互理解を深めることを目的としたプロジェクトです。本学ではコーヒーの卸から喫茶店舗の展開まで行うフジエダ珈琲様と金属加工で70年の実績をもつ一ノ坪製作所様のご協力のもと活動を実施していきました。フジエダ珈琲様の課題はSNSを通じた情報発信による来客数増であり、一ノ坪製作所様の課題はディスプレイスタンドの顧客開拓です。提案内容について審査委員の方から「目標数値の設定を行っている」、「実際に現場に出向きインタビュー調査を行っている」といった点について評価していただきました。一方、「スライドを見やすく」、「提案のプロセスをもっと詳細に」といった改善のコメントもあり、学生にはどのようなところがみられているのか、社会における評価を知る良いコーヒー豆の麻袋を利用したポスターとQR機会になりコードました。活動終了後、一人の学生に企業との協働プロジェクトについて話を伺いました。Q.どのような経緯で参加しようと思いましたか。A.企業と長時間付き合いながらの企画だったので会社で働く雰囲気を知ることができると思ったからです。また、就職活動に対しての不安があり、何か役立ちそうディスプレイスタンドの報告資料な活動をしておきたかったという理由もあります。Q.活動を振り返って何を学ぶことができたと感じますか。A.アイデアをただ出すだけではなく、実現可能性を視野に入れなければならないことです。企業の方と一緒に活動する中で社会人としてのマナーを大切にしなければならないことにも気づかされました。Q.Ai-SPECに参加し、自身の考え方に影響を及ぼしたものはありますか。A.社長さんや社員の方々と打ち合わせをする中で積極性が必要であり、自分には足りていないと感じました。活動を終えてからは、積極性を鍛える意味で部活動やアルバイトで自分から出来ることを探して意識して行動するようになりました。学生にとっては可能性を広げる学習になったと思います。今後も本学では地域の方と協力し、学生に学びの場を提供していきます。地域経済コモンズ講師山部洋幸9